株投資初心者が投資価値の高い株を選別する4つの方法を考えたら月10万稼げた話

株投資を始めて半年が経ちました。今までは何となく知っている有名企業ばかりに投資していて、投資価値が高いか低いかなんてことはあまり考えずにお金を突っ込んでしまっていました。結果、経済状況のあまり良くない株を買ってしまいなかなか売るに売れない状況が続いています。。こんな状況を打破すべく、投資の基本について勉強しました。

投資の基本戦略は「本質的価値を下回る価格で買い、上回る価格で売る」です。本質的価値を正しく推計するためのテクニックとして「ファンダメンタルズ分析」が必要となりますが、ファンダメンタルズ分析は企業のファンダメンタルズを数値で表すいくつかの指標であり、投資価値の高い株を適切に評価し選別する方法ではありません。『投資で一番大切な20の教え 賢い投資家になるための隠れた常識』の著者であるハワード・マークスは、投資で高い利益を獲得するためには、ファンダメンタルズ分析を行いつつ「他人と違い尚且つ他人より優れている事」によって差別化ができることが必要だと述べています。

では、「差別化」とはどのようにすれば良い株を見つけることができるのでしょうか?今回は、ファンダメンタルズ分析の基本をまとめつつ、差別化の方法について考えてみました。

ファンダメンタルズ分析の指標

ここからファンダメンタルズ分析に必要な指標を説明していきます。参考文献は最後に載せてあります。

PER

1年間で企業が生み出した利益が高いとPERは低くなる。
一般的に中央値は15倍なのでこの値を下回る株は割安といえる。
具体的には、倍という単位の意味するのは、その企業が同じ利益を出し続けたとして何年で全株分の投資金額を回収でいるか、ということである。15倍の場合は15年で回収可能ということになる。

成長要因のある割安PERな株を探す

PERが低くなる要因は必ずしも企業の利益が高いからではない。成長要因でない割安PERとなる要因は以下の例がある。

  • 不祥事の発生や業績悪化見通しが立ったことにより株価が暴落した: 同業他社により牙城を崩されたことによる業績悪化を考慮して、PERを同業他社と比較することで成長性のある新しい企業を見つけることができるかもしれない。
  • 企業ブランドの停滞により株価が下落した: エネルギー革命やIT革命を例にして、その企業が生業としている産業が過去のものとなると投資家は企業の未来に対する興味を失い株を売却する。PERが下がったからといって必ずしも今後すぐに復調するとは限らないということである。

PBR

PBRは企業の全株式に対する純資産の割合を示す。資産額が
株式額よりも低い(1倍以下)場合は割安といえる。
ただし、会社が公表している資産額は簿価であり、必ずしも
その資産が同額で売却可能であるとは限らない。あくまで指標。

ROE

ROE(=株主資本利益率)は、株主から集めたお金を使って、一定期間にどれくらい利益を稼ぐことができたのかを示す割合となる。少ない資本で高い利益を出している会社は利回りの良い会社といえる。
基準としては、少なくても5%以上、できれば7%以上が望ましい。アメリカ企業は平均15%ともいわれている。

ROA

ROA(=総資産利益率)は、事業に使ったすべてのお金で、どれくらいの利益を稼ぐことができたのかを示す割合となる。
資本にとらわれない会社が持つ全資産を使って、一定期間に利益を生み出す効率性を示すため、ROE同様高いほど企業価値は高いといえる。

ROEとROAの比較方法

ROAは「ダマシ」が存在する。ROAは借金を使って利益を生み出す場合でも高い値となる。ROEが高いのに、ROAが極端に低い会社は多額の借金に頼りきって利益を生み出している可能性があるので注意が必要。

EPS

EPS(=1株当たり利益)は、会社にどれだけ利益を出す力があるかを示す指標である。EPSは発行済み1株式あたり会社が一定期間に出した利益を示す。

2019/03/23 Update: EPSはファンダメンタルズ分析の中でも特に重要視される指標です。過去のEPSも確認していくことで、その会社が今後も成長していけるかどうかを判断することができます。

では、過去のEPSは同確認するかというと、四季報に書いてあります。四季報の中に「1株益(円)」という 項目がありますがこれがEPSです。四季報により過去5年間のEPSを簡単に確認することがあります。

EPSとPERで未来の株価予測

未来の株価 = EPS × 「業界平均のPER」または「同業他社・規模のPER」

BPS

BSP(=1株あたりの純資産)は、企業が健全に経営しているかを表し、投資の安全性を調べる時に使う。

四季報

東洋経済新報社の「会社四季報」を使用すれば以下の情報・指標が確認できる。

  • 過去5年分EPS実績・売上高・経常利益及び今後2年の予測
  • 株主構成
  • 経営者=大株主の企業は、株価を上げるのに熱心
  • 浮動株が少ない銘柄の値動きは激しくなり、固定株が多いと緩やかになる
  • 外国人持ち株比率が高い銘柄は、持ち株比率が下がり始めると株価が急落しやすい。

差別化とは?

私がよく見ている箇所は以下の項目です。なお、私は資産をそこまで多く持っていないため「配当金」を目当てとしていません。企業価値が今後高くなることを見込み、投資したいという考えです。

  • 株価の低い企業: 既に高い株価となっている企業にはあまり目をつけません。株価が暴落する時のリスクを抑えたいためです。2000円の株が数日で半分になるような企業はよく見かけますが、300円が半分になることは(私の見る限り)あまり見かけません。むしろ300円の株が1000円超えたら…ということを考えた方が楽しくないですか?
  • 株主構成: 主要株主はいわば共に利益を高めあうこと約束した運命共同体です。大きな組織が絡んでくれば、その組織の業績が上がり仕事が増えれば、当然運命共同体の他の企業に仕事を渡します。例えば、日本が将来カジノ運営を法的に認めたとして、それによって喜ぶのはセガやバンナムだけじゃないということです。カジノを運営するためには建物や建物の内装、ネットワーク構築等膨大な設備投資が必要となります。こんな時、最初に仕事の声がかかるのは…という考えです。
  • 前期は赤字: 赤字出してる企業なんて選んじゃダメでしょ!と思うかもしれませんが意外とそうじゃないかもしれません。例えばバイオ関連や直近でM&Aを行ったような企業は投資にかかる費用や負債を持つため一時的に業績が悪くなることがあります。でもそれは、逆に言えば今後その投資が当たってどんどん業績が良くなるかも?と思う投資家は多いはずです。その期待感から、もし次の決算で赤字から脱することができたら、その株価は息を吹き返すと考えられます。実際にそういう株価の動きは見られます。
  • 仕事を活かす: 私は仕事柄IT企業や製造業の業者に合うことが多いので、何となくどの企業がどういう状態なのかを伺い知ることができます。例えば、プライベートでは高すぎて使えないだろうエンタープライズ製品を無償で試用できるとか、中の人や代理店の人の話を聞いたりとかできるのって結構稀有だと思います。殆どの投資家は表面から見た内容から投資価値を測るので、その会社の価値をその手で確認できるということは相当有利です。

まとめ

ハワード・マークス がいう「差別化」というのは、今自分に置かれている環境や立場を利用して分かる情報から投資価値の高い企業を見極めよ、ということだと考えています。能力の問題なんて言われちゃうと諦めがちですが、自分におかれている状況が武器になるのであれば「自分の周辺のことについて考察してみようかな」と思えませんか?事実、全ての企業を肌身離さず事細かに把握することは現状無理だと思います。大事なことは、普段の生活の中で起きるイベントに対して思慮深くなることを心がけることです。

参考

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です